血 球 検 査

血球計算
検査項目 猫正常値
高い値で考えられる病気 低い値で考えられる病気  特記事項
PCV
ヘマトクリット値
30〜46 脱水、多血症 貧血、出血、成長期 血液中に含まれる赤血球の体積の
割合を表す。
II(黄疸指数) <5 肝障害、胆管閉塞、溶血
TP(血漿蛋白)−RBC
6−8 脱水・ショック・腫瘍・感染症 肝・腎疾患・出血・腹水症 栄養状態を調べ、腎臓、肝臓の機能も調べます
WBC
白血球の数
5500-19500 感染症、白血病、炎症、子宮蓄膿症 ウィルス感染、非再生性貧血、白血病、子宮蓄膿症 生体がどのような防御機能で反応しているかを判定します。
RBC
(赤血球の数)
5500-10000 多血症や赤血球増多症 貧血 体に酸素を運ぶ大切な働きがある。
Band-N
(棹状核好中球)
0−300 敗血症などの重度感染症
Seg-N
(分葉核好中球)
2500-12500 感染症、中毒、腫瘍 ウィルス感染症、炎症 感染などの防御反応として生体に有利
に働くだけでなく、
組織傷害性に働くこ ともある。
Lym
(リンパ球)
1500-7000 慢性炎症、リンパ性白血病 クッシング症、ストレス、ウィルス感染、 リンパ球は生体防御にあずかる重要な細胞で、抗体産生・遅延型過敏反応・同種移植片拒絶反応などの、免疫応答を担って いる。
Mon(単球) 0-850 ストレス、慢性炎症
Bas(好塩基球)
Eos(好酸球) 0-1500 炎症性疾患・アレルギー・寄生虫症、皮膚疾患(猫)、腫瘍 クッシング症、ストレス
Plat(血小板数) 300-800 急性出血、鉄欠乏、腫瘍 中毒、免疫疾患、脾腫 血小板は出血を止めやすくするための重要な働きを持ち、この値が極端に減少すると出血をおこしやすくなる。


血液化学検査

検査項目 猫正常値 高い値で考えられる病気 低い値で考えられる病気
特記事項
アルブミン 2.1-3.3 脱水 栄養不良、重度肝炎 低タンパク血症の時に、具体的にどのタンパクが減っているのかを調べる検査。血清中にはアルブミンとグロブリンという2つのタンパク質が含まれており、低タンパク血症でアルブミンが正常な場合にはグロブリンが減少。たいていの低タンパク血症はアルブミン減少によるものが多い。
GPT(ALT) 6-83 心筋炎、肝障害、腫瘍、急性膵炎 肝臓の機能を調べます。
GOT(AST) 26-43 心筋炎、肝障害、筋炎
ALP 25-93 クル病
グロブリン 2.6-5.1 感染症、肝炎、腫瘍 初乳摂取不足、免疫不全
A/G比 0.45-1.19 肝炎、慢性感染症、リウマチ、多発性骨髄腫
T-cho
総コレステロール
95-130 甲状腺機能低下、胆汁欝滞、食後、糖尿病 消化/吸収不良
T-bil
総ビリルビン
0.8-1.8 肝炎、胆道閉塞、溶血 黄疸になると体が黄色くなるのはこのビリルビン色素が増加するためである。
血糖値 70-130 糖尿病、急性膵炎、慢性肝炎 高インスリン血症、栄養失調、副腎皮質機能低下症 ネコの場合興奮・ストレス等一時的な物で上昇することがある。糖尿病の指標に欠かせない検査。 血糖濃度がオーバーすると、膵臓からインスリンが分泌される。 しかし、糖尿病になると、インスリンが不足し血糖値が高くなる。
中性脂肪 47-63 肥満、脂肪肝、肝機能障害
アミラーゼ 500-1200 膵炎、胆嚢炎、腎不全
BUN
血液尿素窒素
10-30 腎機能障害、尿路障害、出血、子宮蓄膿症 門脈シャント 血液中の尿素に含まれる窒素分。腎臓で濾過され尿中に排出されるため、この検査値は腎臓の機能チェックには殊に重要となる。
Cre血清クレアチニン 0.8-1.4 尿毒症、慢性腎不全 多尿症 ・腎臓の機能を調べる
・クレアチニンとは蛋白の老廃物。筋肉中で使われた物質が血液中に放出されたもの。
循環不全
UN/Cr 10-20 脱水、循環血液量低下 腎不全、肝不全
Na(ナトリウム) 147-156 循環器、腎不全 循環器、腎不全
K(カリウム) 4.0-4.5 腎不全、脱水、急性低血圧 飢餓、循環器不全、腎不全
Ca(カルシウム) 6.2-10.2 悪性腫瘍、甲状腺機能亢進 腎不全、ビタミンD欠乏
P(リン) 4.5-7.5 尿毒症、腎不全
CK 50-300 打撲、脳神経障害、心筋炎
NH3血中アンモニア 0-170 肝機能不全、肝門脈シャント


back to toppage